夜勤明けでこのまま佐賀行きは辛いので、一旦寝てしまうとちゃんと起きた時にはもうM&Kの騎手紹介式には間に合わない時間帯でしょんぼりですよ。ようやっと佐賀に着いてM&K第1戦のパドックを撮ろうとしたらデジカメのメモリーカードを車に忘れてきて2度しょんぼり。パドック撮影は諦めて車に一旦戻ったけど、そんときになって「あー、銀箱にそういやCFカードもう1枚あったよな。
32MBのだけど」と思い出したよ。確か、忘れものかなんかで引き取り手がいなくて1年くらい放置されてたのをもらいうけたヤツ。が、いつも撮ってるモードだと5枚しか撮影できないから、持っていても意味が全然ないんだけども(笑)
レースは好スタートのフーマが一旦は先頭に立つも、すぐにトモトモトカチが先頭に立って、サクラフブキオーが3番手の位置の先団。エクセルクレバーやカネクラモチが後ろからという、まぁまぁ無難な展開。向正面中盤あたりからカネクラモチやサイレンスラダメスが発進するも、トモトモトカチもまだ先頭を守りつつ直線へ。というかこのあたりで前目の位置に上がってきてるのはみんな佐賀や荒尾の騎手ばかり。
結局、直線で粘り込みを図るトモトモトカチをカネクラモチが交わして、B2級降級2戦目で特別を勝利。追い込んで届かずの2〜5着の多いタイプでこれがまだ4勝目で、昨年4月のB2特別以来の勝利。その後のB1級では上位にも来ていたが着外に終わることも多くなっていたが、昨年9月の番組賞金カット(5歳馬100万円減)でB2級に落ちたときも、特別2着の1回でB1級へ復帰。今年1月のカット(6歳馬2歳時分カット)後も特別を2、1着と、B2級では決め脚上位を見せた。が、B1級に上がっちゃうとまた前と同じようになっちゃうかもね。
2着は最後にトモトモトカチをハナ差差し切ったサイレンスラダメス。4コーナーから直線入口にかけて大きく外に膨れており、それがなければもうちっと楽な2着だったかも。今回は馬体重+21kgのせいか、JRAから転入初戦&鮫島騎乗の割りにはやや人気がなかったが、次回絞れてくれば順当に人気になりそうですな。トモトモトカチは昨年C1上位に上がってからは休んで数戦休んで数戦のローテーションで、今回は休み明けの一戦で、このくらい走って可も無く不可も無くというところか。4着トコナツや5着タニノレジェンドというのも、まぁお約束的な位置を確保している感じ。もし仮に3着から5着のいずれかに入る馬券なんてのがあったらタニノレジェンドとか固そうだよねぇ(笑)サクラフブキオーは逃げ馬を見る位置取りから3〜4角ではすでに下がり気味で早々と勝負圏外。金沢→佐賀という転入馬はこのクラスではあまりいないので、金沢B級で連勝。というのが佐賀でどの辺りにあたるのかってのが正直よく解らん、という気もする。
高知メインのサイマル(の出馬表にマツリダタロウの名前があって、もしかしたらと思って携帯の古いメールを見てみたら、やっぱり05年8月の大井で(夏コミの日)この馬の単勝買ってたよ。)の途中で、今週から短期騎乗の始まる山口竜一騎手の紹介式。「短い間の騎乗ですが、記憶に残るレースができるように頑張りたい」という壇上コメントでした。
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9レース発走前ごろに荒尾競馬場到着。結局最終まで小雨が降ったりやんだりで、到着時点の馬場状態は稍重発表で、その後は天候による影響はなかったのではないかと。
M&Kジョッキーズカップ九州シリーズは、前日の第3戦を終わって2、3戦で優勝した真島正徳騎手(佐賀)がトップに立つも、最終戦でさほど差の無い上位人気を集めた3頭に、この時点でのポイント上位騎手3名(1位真島騎手・2位山口騎手・3位鮫島騎手、いずれも佐賀)が騎乗し、最終戦次第でシリーズの行方はどう転ぶかわからない情勢。あとは4位尾林騎手(荒尾)に単独優勝の可能性、5位村上騎手(岩手)に同点優勝の可能性が僅かに残り、九州シリーズ3連覇を目指した吉田隆二騎手は残念ながらこの時点で優勝圏外。
スタート後の直線で大方の予想通りカシノマルス(鮫島)がハナに立つも、後続の先行馬が一団となり各馬それほど差の無い流れ。人気の一角のエムテイボーイ(真島)やアドマイヤコロナ(山口)は中団の位置取りで、早めにアドマイヤコロナが位置取りを上げていき、3コーナーでは先頭争いとなったカシノマルスとアドマイヤコロナをシゲルクシエラ(吉田隆)が追走して後続をやや引き離しにかかるが、直線入口では先頭3頭と次位の差も詰まって直線の争いへ。
直線でもカシノマルスが先頭をキープし、アドマイヤコロナがやや離され始めると、替って4コーナーで内を突いたキリシマスピード(尾林)がカシノマルスを追う展開に。さらに外へ持ち出したエムテイボーイが猛追して前の2頭に一気に接近。ゴール前は3頭の争いになるが、僅かに真ん中のカシノマルスが逃げきってゴールイン。2、3着も際どい争いとなったが、外のエムテイボーイが2着を確保。
勝ったカシノマルスはJRA未勝利戦で2着3回、3着3回の上位成績を持って荒尾に昨年10月転入。当地でも2着3回、3着1回と上位を確保しながら勝利が遠く、ここ2走連続でエムテイボーイにクビ差(コンマ1秒差)の2着だったが、今回は逆にエムテイボーイにクビ差(タイム差無し)を付けての嬉しい初勝利となった。
注目のポイント争いは第3戦終了時に3位の鮫島騎手が20ポイントを獲得したが、トップの真島騎手が2着15ポイントを確保したため、真島騎手が鮫島騎手を2ポイント押さえて総合優勝。以下、このレースを勝った鮫島騎手が総合2位、このレース単勝最低人気のキリシマスピードを3着に導いた尾林騎手が総合3位と、最終戦の上位入着騎手がトップ3となり、総合4位山口騎手までが九州勢を占め、岩手勢はシリーズ4戦で3着以内を確保したのが関本騎手(第3戦3着)の1回だけと不振で、5位の村上忍騎手が最高順位だった。
続く11レースの荒尾金盃は、好スタートからケイウンヘイローが逃げ、ダイワマックワンが位置取りを上げて2番手へ。前走の肥後の国グランプリでは両馬が激しい先行争いで共倒れに終わったが、今回は1周目3コーナーでケイウンヘイローの逃げにダイワマックワンが単独2番手と隊列が落ち着いた。この両馬をコウセイカズコが追うも、先行3頭がそれぞれ後続に差を付けて、4番手集団にテットウテツビ、タニノウィンザー、シルククリムゾンらの上位人気馬が付てかなり縦長の展開に。3コーナーで逃げるケイウンヘイローにダイワマックワンが並びかけて先頭を奪うも、ケイウンヘイローの脚色もなかなか落ちずに両馬が並んで直線の争いへ。直線半ばでようやくダイワマックワンが抜け出し、テットウテツビも前との差を詰めてはくるが、既にダイワマックワンが完勝体勢に持ち込み、2着争いもケイウンヘイローがテットウテツビをクビ差しのいで2着を確保。結局先行馬2頭の決着となった。
ダイワマックワンは3歳時にヒヤシンスSでサクセスブロッケンのコンマ7秒差2着や芝短距離のオープンで活躍したが、ゲート難のため昨年暮れに荒尾に転入し、初戦の肥後の国GPでは9秒2差の最下位と大敗したが、荒尾2戦目で地方初勝利を挙げた。同レースで6秒5差の大敗を喫したケイウンヘイローも、今回は両馬位置取りを折り合って共に巻き返しに成功。ケイウンヘイローは(JRA所属時を除き)過去に3度掲示板を外してそのいずれも大敗しているが、今回も次走で2着に復活。これで3度ともに次走での巻き返しに成功している。テットウテツビは最後にこの馬らしい脚で上がってきたが、さすがに道中であれだけ前から離されて、しかも前が止まらないのでは届かず3着も致しかたなし。
それにしても、荒尾の掲示板に”12R”ってのも初めて見るような気がする。北海道と岩手の馬のおかげですな。
今から佐賀競馬場に向かう訳だが、タイヤチェーンを持っていない身としては三瀬越えは当然無理。現時点の交通情報を見ると、福岡回りだと鳥栖筑紫野道路がチェーン規制中。しかし、九州道が筑紫野から南は通行可能なので、3号線が大渋滞にはならないかもしれんが、随分前に荒尾に行こうとして雪渋滞くらって筑紫野→久留米が6時間かかった事(このときは鳥栖筑紫野有料・九州道がともに通行止)と思い出すとなぁ…しかもまだ外は雪降ってるからこれから規制強化もあるかもしれんし。
というわけで、前原→唐津→多久→佐賀→鳥栖という山間地迂回の逆回りルートで行く事にするかねぇ。現時点ではこのルート上に規制は無いし。花吹雪賞の時点で私が来ていないようなら、雪の影響で移動が無理だった、ということで。