日刊スポーツ杯第9回サラブレッド大賞典
56kg、牝馬1kg減

12月13日14回荒尾4日目9R・サラ系オープン・2500m・晴・良

コースレコード:2.53.0(参考タイム)
レース参考タイム:2.55.0(マドロス 橋本幸次郎 H10・01/04)

賞金(万円)
1着:800 2着:320 3着:160 4着:104 5着:56 着外:16.8
副賞
日刊スポーツ新聞社賞
 (馬主・調教師・騎手・厩務員)
全国公営競馬主催者協議会会長賞
 (馬主)
熊本県馬主会会長賞
 (馬主)
荒尾競馬組合管理者賞
 (馬主・調教師・騎手・厩務員)


枠順
枠番 馬番 馬名 性齢 斤量 騎手 調教師 前走 総成績
ブラックタイ 牡9 56 新町 充寿 幣旗 吉昭 高岳特設 8着 9・9・8・43
エビスリベロ 牡8 56 吉田 隆二 崎谷 彦司 高岳特設 1着 8・2・7・37
ジョージタイセイ 牡7 56 古泉 悟  副島 義弘 トライアルA1 2着 12・2・1・12
ニューシティボーイ 牡7 56 吉井 浩和 平山 良一 トライアルA1 1着 7・2・3・32
ナムラヒミコ 牝5 55 橋本幸次郎 佐伯 茂樹 トライアルB1下 1着 12・1・1・0
シンコウストロング 牡9 56 馬場 万博 宮本 芳吉 トライアルA1 6着 7・18・12・31
ヒロノアダムス 牡9 56 川口 道助 工藤 榮一 高岳特設 5着 8・11・6・43
スティールキャスト 牡8 56 岩本 正清 崎谷 彦司 高岳特設 6着 4・6・9・41
ミルラブリー 牡7 56 西村 栄喜 幣旗 吉治 中岳特設 4着 8・8・3・44
10 タカライジン 牡6 56 田中 隆仁 平山 良一 高岳特設 7着 5・5・8・29


結果
着順 枠番 馬番 馬名 性齢 斤量 騎手 調教師 馬主 タイム 着差 単勝 複勝
ミルラブリー 牡7 56 西村 栄喜 幣旗 吉治 入江 修  R2.51.8 -- 20 20
ナムラヒミコ 牝5 55 橋本幸次郎 佐伯 茂樹 奈村 信重 2.52.2 277 88
シンコウストロング 牡9 56 馬場 万博 宮本 芳吉 鍋田 貴士 2.52.3 1/2 46 46
10 タカライジン 牡6 56 田中 隆仁 平山 良一 吉田 光徳 2.52.7 22 7
ジョージタイセイ 牡7 56 古泉 悟  副島 義弘 松本 俊郎 2.53.0 1/2 270 67
エビスリベロ 牡8 56 吉田 隆二 崎谷 彦司 馬場 喜己 2.53.1 1/2 136 76
ブラックタイ 牡9 56 新町 充寿 幣旗 吉昭 金重勝次郎 2.53.5 11 4
ヒロノアダムス 牡9 56 川口 道助 工藤 榮一 廣嶋 誠二 2.55.0 33 9
中止 ニューシティボーイ 牡7 56 吉井 浩和 平山 良一 松屋 隆士 競走中止(故障) 402 57
中止 スティールキャスト 牡8 56 岩本 清隆 崎谷 彦司 馬場 喜己 競走中止(落馬) 37 10
【制裁】5号馬ナムラヒミコ号は、調教が十分でないと認められ(ささり)、調教再検査。
【事故】8号馬スティールキャスト号は、発走直後蹉跌落馬のため競走中止。
     4号馬ニューシティボーイ号は、2周目3コーナーで馬体故障のため競走中止。


コーナー通過順
2コーナー3、4、5、2、10、1、6、−7
3コーナー3、(4、5)、2、10、1、(6、)=7
4コーナー3、4、5、2、10、、1、6=7
1コーナー3、(4、5)、2、10、、6、1=7
2コーナー3、4、5、2、10、6、)、1、7
3コーナー(3、5)、(2、4、10、)、(6、1)、7
4コーナー5、、6、3、(2、10)、1−7


  単勝 複勝 枠連複
配当金 9番:4630円 9番:360円 5番:140円 6番:200円 5−8:5080円
投票総数 1254 384 223837
的中総数 20 20 88 46 3258
人気順 9番人気 6番人気 1番人気 5番人気 13番人気
売得金
今回 22,547,500円
前回 37,273,800円
対前回比 60.5%
※前回は10年1月4日施行


 有明海に沈む夕日が美しい季節(とはいえまだこの時期は最終レース終了直後だが)となった荒尾競馬場。前々回、前回とサラブレッド大賞典は1月施行だったため、今回のサラ大賞典は今年2回目の施行。

 人気はA1連勝中のニューシティボーイと下級条件を連勝しトライアルで出走権をつかんだナムラヒミコが分けあったがジョージタイセイ、エビスリベロもそれ程差がない人気。2500mはスタンド前から発走となるがまずスタートでスティールキャストが躓いて騎手が落馬の波乱。その中で年頭に立ったのは佐賀記念に荒尾代表として出走したジョージタイセイでニューシティボーイ、ナムラヒミコ、エビスリベロの人気どころもこれを追走。先団は結局1周目でそれ程動きはなく先頭のジョージタイセイから(空馬スティールキャストを含め)9番手のブラックタイまで各馬ほとんど差が無く1周目を通過。ただ1頭ヒロノアダムスが大きく置かれたのは落馬の影響か。

 3コーナーでニューシティボーイが馬体故障で競走中止(後日談によると脚元が大きく腫れているものの生命に別状はなく、24日に放牧先へ出発)ジョージタイセイは4コーナーで失速し直線に入って内のシンコウストロングと外のナムラヒミコが先頭争いとなったが内のナムラヒミコが内側にささり、一気に外からミルラブリーが交わして優勝。2着はナムラヒミコが確保。

 勝ったミルラブリーは近走A2で2〜3着争いのクラスで落馬・競走中止などでドタバタした展開に恵まれた感は否めず。ナムラヒミコは中央未出走で荒尾転入。14戦12勝で一気にB1まで上がって来たが、荒尾の格付制度(取得賞金上位から10頭ずつ編成。しかも高齢馬の控除額が非常に少ないためJRAや南関東等で多額の賞金を稼いで転入した馬が上位に滞留し、だいたいA2とB1の間付近に大きな取得賞金の溝が発生しB1上位馬がなかなかA2に昇級できない)ではこのような低賞金転入馬や生え抜き馬がB1からA2昇級・定着が非常に困難なのだが、トライアル制度の恩恵で出走権をつかんで出走。今回の様な展開では個々の力量比較そのものは参考外としてもオープンと互角の能力は証明されたわけで、同じくB1で足留めを受けているオプトライアン、ヤナギコバン、ユーホースキーらと合わせて能力に見合った競走に出走できるように例えば福山や高知に倣ってA1・A2・B1は近走の成績によるポイント制を導入するなどの格付制度の改定を強く求めたい。


ミルラブリー
 92年05月05日生:鹿毛
父:ミルジョージ 父父:Mill Reef 調教師 幣旗 吉治(荒尾)
父母:Miss Charisma 馬主 入江 修 
母:ノーザンライブラリー 母父:Northen Dancer 生産者 赤田牧場(北海道浦河町)
母母:Lively Affair 成績 54戦9勝
主な勝鞍
 サラブレッド大賞典(98年(12月)荒尾)


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