昨年2着のリベンジ達成 デュナメス&南谷圭哉騎手、人馬ともに重賞初制覇 移転開設40周年記念競走 九スポ杯第14回九州大賞典 (11月23日・佐賀2500m・地方全国交流) 昨年まで九州交流戦で行われていた九州大賞典は、今年は佐賀競馬場の佐賀市から鳥栖市への移転40周年を記念して地方全国交流として行われることとなった。しかし、2500メートルという距離の特殊性のためか、出走馬の発表時点では他地区所属馬は金沢、高知から各1頭のみ。 その後アポロヴァンドーム(金沢)が回避し、佐賀8頭にムサシボー(高知)を加えた9頭での争いとなった。 1番人気となったのは昨年のこのレース2着のデュナメス(牡6)。09年8月にJRA未勝利から佐賀に転入した後は、連対を外したのは1度のみで、10年4月から29戦連続連対を継続中。前走の雷山特別(11月4日、2000メートル)で逃げ切り勝ちを収めている。昨年の九州大賞典優勝馬メイホウホップは、今年は序盤に調子を落としていたが、4月以降に復調し、勝利は7月の韓国岳特別の1戦のみながら、12戦中11戦で3着以内を確保。しかし、佐賀転入後の5戦を2勝、2着3回の5戦連続連対で迎えていた昨年よりはやや見劣りする成績となったのは事実で、デュナメスからはやや離された2番人気となった。 スタート直後にハナに立ったのは、6月の佐賀転入2戦目から10戦連続連対中で、前走の玄界灘特別を勝ってこのレースの優先出走権を獲得したマイハマドリーム。しかし、デュナメス、トムトムが直後を追走し3頭ひと固まりの逃げ馬群を形成。2コーナーでトムトムは3番手に控えたものの、依然マイハマドリームの直後をデュナメスが追走し、大きく離れてトムトム、メイホウホップやタニノウィンザーはさらに離れた中団につけ、縦長の展開に。2周目向正面に入るとデュナメスが先頭を伺い、向正面中ほどでメイホウホップ、タニノウィンザーも前との差を詰めにかかってレースが本格的に動き出す。3コーナーでマイハマドリームが脱落し、単独で先頭に立ったデュナメスに4コーナーでメイホウホップ、タニノウィンザーの両馬が一気に襲い掛かり、ここで先頭も変わるかと思われたが、直線に入ってデュナメスが2頭を再度突き放す。タニノウィンザーが2番手争いから抜け出したものの、デュナメスとの差は詰めることはできず、デュナメスがタニノウィンザーに2馬身差をつけてゴールイン。 デュナメスはスタートから2周目3コーナーまでマイハマドリームと併走し、単独先頭に立った直後にタニノウィンザーらに強襲されるという厳しいレースを制して、重賞挑戦3度の2着の後、4戦目で待望の重賞初制覇。また鞍上の南谷圭哉騎手もこれが重賞初制覇。表彰式では当日の場内イベントで来場していた楽しんご氏がプレゼンテーターを勤め、南谷騎手にラブ注入。「(マイハマドリームとの併走は)望んだ展開でした。勝ったときはまずほっとして、それから嬉しさが出てきましたね。パニック状態でわけわかんなかったですよ」(南谷騎手)と笑顔がこぼれた。 2着タニノウィンザーは荒尾所属時に九州大賞典は2着(10年)、3着(11年)と好走している。今年は所属する頼本厩舎とともに佐賀に移籍してきたが、ここまで11戦して6月の高千穂峰特別の1勝のみだったが、この条件ではやはり浮上してきた。「4コーナーでは”これで勝ったな”と思いましたけど、そこから引き離されましたね。馬の状態は今相当いいですよ」(頼本盛行調教師)と残念そうだったが、今回は勝った馬が強かったとしかいえないだろう。メイホウホップは4月以降のレース同様に上位に来るものの勝ちきれないレースで3着。パドックでの周回中に特設ステージのイベントから大音量が聞こえてくると急にうるさくなり、その影響もあっただろうか(逆にそれまでうるさかったムサシボーは音が流れてくるとおとなしくなった)。4着には高知から遠征のムサシボー。高知では1300メートル戦主体の出走で、勝利はC級での3勝のみ。しかし、09年福山大賞典(2600メートル)優勝など、長距離重賞での上位実績が豊富で、距離適正を活かしての上位獲得だった。 デュナメスを管理する土井道隆調教師は「1400でも2000でも2500でも距離は関係なく走ってくれます。430キロぐらいで犬みたいな馬体ですけどね、根性がこの馬の一番いいところですよ。今日は根性勝ちです」と健闘をたたえ、今年の大目標の中島記念に向けては「逃げていたら、2戦続けて逃げて勝つことになって、次は失敗するんじゃないかと不安になったかもしれないので、(2番手のレースで)今日は中島記念へいい予行演習になったんではないでしょうか。中島記念にウルトラカイザーとエスワンプリンスが出てきたら、両方とも前に行きたい馬だけに、むしろうちの馬に展開が向くかもしれないですね」と自信をうかがわせていた。 今回の九州大賞典は地方全国交流となったとはいえ、出走馬は高知から1頭のみ。20周年記念(92年)のときは2500メートルで施行されていた開設記念(現:佐賀記念)を「他地区の馬が出走しやすくするため」2000メートルに短縮して西日本交流戦として施行し、東海地区から優勝したタイプスワローら6頭の出走馬を集めていただけに、今年もあるいは距離短縮を健闘するべきだったのかもしれない。また、ウルトラカイザー、エスワンプリンスも九州大賞典への登録はなく、6月に福山に遠征して西日本グランプリを制したレイズミーアップも、トライアルの雷山特別では2着で優先出走権を獲得できず、番組賞金不足で今開催は準オープンへの登録へ。レイズミーアップを管理する真島元徳調教師は「ずっとA1へ希望投票で出してきて、今日出ている馬でこの馬に勝っているのはどれだけいるのか。負けている馬をゴリ押しで出してくれと言っているわけではないのですからね」と残念そうだった。結局、九州大賞典は佐賀の一線級が揃ったとはいえないレースとなり、結局上位3頭は去年の上位3頭のまま(今年の上位3頭は昨年2着、3着、1着)。開設40周年記念で、祝日ながら他場のダートグレードと日程競合することが無く、全国発売となった好条件が揃ったレースだけに、良質な出走馬を集める努力はもっと必要だったのではないだろうか。 九州大賞典の上位組に加え、前述のウルトラカイザー、エスワンプリンス、レイズミーアップも中島記念(12月24日)のファン投票への登録がある。ウルトラカイザーは「間に合えば出走させたいですが、間に合うかはちょっと微妙です。脚元は痛めているわけでは無いですが、まだ使うにはちょっと怖いですね」(真島調教師)とのことだが、各馬揃って出走してくるようなら間違いなく「佐賀の有馬記念」となるドリームレースになりそうだ。 |
直線突き抜けたダイリンウィーク ガルホームの九州2歳重賞完全制覇ならず 佐賀新聞杯第22回九州ジュニアチャンピオン (2011年11月20日・佐賀1750m・2歳四国九州交流・曇・重) 「九州競馬」のスタートにともない、01年から2歳戦は荒尾の九州ジュニアチャンピオンから佐賀の九州ジュニアグランプリへと続く2重賞での体系が設定されているが、この2競走の両方を勝って九州2歳重賞完全制覇を達成した馬は、これまで出現していない(下表参照)。改めて表にしてみたところ、「両レースの勝ち馬がともに両方のレースに出走していた年」というのがそもそも1つもない、ということに改めて驚かされた。 九州ジュニアGPを勝利した後、九州ジュニアChで2着だった馬は過去にカシノオウサマ、ギオンゴールドの2頭が出ているが、九州ジュニアChの勝ち馬はそのほとんどが九州ジュニアGPを使わずに、地元佐賀で2歳特別やJRA認定競走に出走していた馬で、この時期の2歳重賞で1750メートル戦ともなると、直近で遠征した経験よりも地元でじっくり構えた馬の方が有利という傾向となるのかもしれない。 また、この競走体系では九州ジュニアGPは九州ジュニアChのトライアル的位置づけとされており、佐賀の2歳馬の中ではトップクラスから1枚落ちあたりの評価の馬が、九州ジュニアGPに向かう構図もあったといえるだろう。それゆえ、荒尾で重賞を勝利しても、佐賀に戻って九州ジュニアchに出走した3頭はそれほど高い人気には推されてはいなかった(翌年九州三冠を達成したカシノオウサマの評価が急上昇したのは3歳春に入ってからで、九州ジュニアGP勝利時はデビューから10戦を消化しての2勝目ということもあり、それほど高い評価を受けてはいなかった)。 08年以降は未来優駿シリーズが創設され、九州ジュニアGPがこのシリーズに組み込まれて賞金増額となったため、九州ジュニアGPの方が高額賞金レースとなり、佐賀の2歳上位の馬もこのレースへ向かうようになり、シリーズ初年度の08年にはギオンゴールドが勝利。続く九州ジュニアChでは、初めて両レースでともに1番人気に推されることとなったが、パスカルの2着に敗れている。その後は09、10年と続けて九州ジュニアGPの勝ち馬が九州ジュニアChには出走せず、2歳重賞完全制覇の可能性すら発生してない(もっとも、その年の九州ジュニアChの勝ち馬はネオアサティスやウルトラカイザーだっただけに、出走していても勝利は困難だったかもしれないが) 荒尾競馬の廃止決定により、この2場での重賞体系で行われるのも今年が最後となり、すなわち2重賞完全制覇もラストチャンスの年となってしまった。しかし今年はガルホーム(牡、真島元徳厩舎)が九州ジュニアGPを荒尾1500メートルの2歳レコードタイムで圧勝しての参戦。ここまでの5戦のうち、佐賀・荒尾での4戦は圧勝続きで、唯一の敗戦となった3走目のフェニックス賞(JRA小倉)での敗戦は「外から馬が来たのに驚いて内に逃げてラチに接触。その反動で今度は外へと逃げてしまった。ただ、ダート馬なのかもしれないね(真島元徳調教師)」と、コーナーでのアクシデントと芝適正不足でのもので、地元戦でのここは快勝して2歳重賞完全制覇の達成が大きく期待されていた。 ガルホームが荒尾遠征のローテーションを取ったため不在となった時期の佐賀2歳特別戦は、道営から移籍してきたダイリンウィーク(牡、佐賀・東眞市厩舎)がフォーマルハウト賞、シリウス賞と1750メートル戦を2連勝。ガルホームとはここまで対戦が無いものの、同馬と既に対戦した馬はいずれも大きな差を付けられて敗れていたため、それらの馬に勝利しているこの馬が唯一ガルホームに対抗しうる馬と評価され、単勝人気では2番人気に推されたが、ガルホーム1.0倍、ダイリンウィーク7.0倍と、その差はやはり大きなものだった(ちなみに3番人気リョウマジャパンは42.3倍と、上位2頭との差は大きいどころの話ではなかった)。 スタートからガルホームが前走同様に先頭に立ち、追う2番手にダイリンウィーク、ヨシノタキシードが付けて前の位置取りはすんなりと収まったものの、1周目ゴール前あたりでダイリンウィークが単独の2番手へ。その後は先頭2頭が後続を引き離し、早くも優勝争いはこの2頭に絞られた格好。ダイリンウィークが前との差を詰めればガルホームが引き離し、このままガルホームが押し切るかとも思われたが、4コーナーで再びダイリンウィークが詰め寄って2頭一騎打ちの状態で直線へ。直線半ばでダイリンウィークが抜け出しに掛かると、ガルホームに追走する余力は無く、そこからはダイリンウィークが引き離す一方となり、ガルホームに4馬身の差を付けて勝利。ガルホームは直線で伸びを欠いたものの、2頭で後続を大きく引き離していたため、2着ガルホームと3着アマクサボーイとは8馬身もの差がついていた。 敗れたガルホームの真島騎手は「普段どおりのレースは出来てたんですけどね。うーん、俺の馬が距離が持たなかった、ということかなぁ…」と語っていたが、勝ち馬に終始プレッシャーを受けながらも直線までは持ちこたえており、この時点での距離対応力では勝ち馬に敗れたものの、この1戦で距離不適と判断するのは早計だろう。この敗戦で荒尾・佐賀の九州2歳重賞完全制覇馬の誕生はついにならなかったが、九州ジュニアGP勝利→九州ジュニアCh2着となった過去の2頭はカシノオウサマ、ギオンゴールドと九州3歳重賞戦線の歴史に残る馬だけに、3歳戦線での立て直しに期待したいところ。また、九州ジュニアGP勝利時に真島調教師は「栄城賞までは地元戦主体で」との方針を示していたが、今後のローテーションについては「負けてしまったので、(今年まだ使うかを含めて)未定ですね」とのこと。 勝ったダイリンウィークは佐賀1750メートルで2勝のほか、道営での1700メートル戦で2、3着の実績があり、今回の出走馬のなかではこの距離での実績が抜けていた。「ガルホームに勝つには自分で動いていくしかない。あの位置に付けるにはスタートだけは切れてもらわないといけなかった。並んでいれば渋太く行けるんじゃないかと思ってました(東眞市調教師)」と、理想どおりの展開に持ち込んでの勝利といえるだろう。次は暮れの小倉のダート1700メートル戦を目指す予定とのこと(12月25日の樅の木賞が該当)。距離については「まだ遊んで走っているところがある馬なので、(距離が延びても)関係ないですね(山口勲騎手)」と、まだまだ余裕があるだけに、3歳重賞でも活躍してくれそうだ。 九州ジュニアGPを圧勝して、九州ジュニアChでも圧倒的人気で臨んだものの、道営から移籍して佐賀の1750m戦で距離適性を見せていた馬の2着に敗れる、という結果は、どことなく08年のパスカル優勝、ギオンゴールド2着を思い起こさせるものがあるが、さて3歳戦で両馬の力関係の逆転があるのかどうか。ガルホームが敗れたとはいえ、これで3歳戦の楽しみも増えるのでは?とも思うのだが、「うーん、出ていかないでずっとこっちにいてくれれば、ね(東眞市調教師)」ということで、やっぱり最大の敵は移籍なんでしょうかね(ちなみに東師の発言は、「どっちの馬が」ということではなく、一般論としてのお話です) 今回はダイリンウィーク、ガルホームの上位2頭の一騎打ちとなったが、その両馬以降は前走、前々走でダイリンウィークの2着だったアマクサボーイが3着、以降スナイパーギャル、スーパーマリンとこちらも2歳特別戦でダイリンウィークには大きく離されていたものの入着していた馬が入り、おおむね現状の力どおりのレース結果になったといえそう。しかし、着差は上から順に4馬身、8馬身、6馬身、4馬身とバラバラの入線。また、1、3着馬は道営からの転入馬で、佐賀デビュー馬はガルホームは別格としても、4着スナイパーギャルはダイリンウィークから3秒4差と、地区レベルの差はますます広がってきている感がある。 さて、荒尾廃止後は「九州地区」としては佐賀のみとなるため、このレースなどの九州(以上)交流重賞の名称についている「九州」はどうなるのだろうか?九州交流化以前の「ジュニアチャンピオン」に戻るということも考えられるが、現状の交流枠組みから荒尾が消えるだけ、ということになるのなら、このレースは来年は四国九州(高知佐賀)交流になるので、やっぱり「九州ジュニアグランプリ」のまま、なのかもしれない(あまり高知から来ないので目立ちませんが、九州の2、3歳重賞は四国九州交流なのが結構あります)。荒尾廃止で消滅する九州ジュニアグランプリにしても、未来優駿シリーズで賞金補助が出るのなら、佐賀へ移設という可能性もあるのかもしれない。一応、そのケース(あるいは佐賀でレース新設や特別戦での実施など)を考えて九州ジュニアGPのweb Furlong記事では”荒尾での未来優駿は今年で最後”という書き方にして、レースそのものが消滅するとは書かなかったんですけどもね。 九州2歳重賞・勝ち馬一覧
|
Niftyから移転してきました |
98年のサイト開設以降、九州競馬探題はずっとNiftyにサイトを置いていましたが、別サイトを置いていたレンタルサーバーのサービス停止に伴うそれらの移転や、全然更新していない割には(Nifの)HP容量拡張費を払っていたりしていたりの財政的な事情により、手持ちサイトの設置位置を統合することにしたため、九州競馬探題も移転することにしました。(だからと言って更新再開できるかどうかは相当に微妙なんですが…) なお、移転にあたって旧サイトで使用していたファイル拡張子を全てhtmlに変更・統一しています。一応ファイル内のリンクも直しているはずですが、直し忘れとか、旧nif側への直リンクとかが残っているかもしれません。 もし、サイト内のリンクが切れていた場合は、下記をお試しください http://homepage1.nifty.com/k3rc/xx/xxx.htm を http://kyuten.main.jp/k3rc/xx/xxx.html に変更 多分、ファイル自体は出てくるものと思われます。 なお、blogも移転しておりますので、(こちらも更新してませんが)よろしくお願いいたします。 ・九天blog ・twitter(今はこっちがメイン) ・Facebook(全くもって使ってません) ・mixi(たまに見るだけ) 11.11/18 Tien
|
更新(ほぼ)停止のお知らせ |
更新ほぼ停止宣言といいましても、実際のところはここ数年ずっと未更新状態になってたので、単に現状追認するだけなんですけどもね。 ということで、「九州競馬探題」の本体部分の更新は、今後は忘れた頃にちょこっとだけやったりするかもしれませんが、基本的には期待しない方が吉。と言った感じで。 blogの方はいままでどおり営業しておりますが、こっちも更新頻度随分下がってますなぁ…一行掲示板は存続していることはしてますが、いかんせんzipangの不安定が酷いので、まともに開くのもめったにありませんし。 そうそう、いくら更新をしなくなったとはいえ、一応閉鎖する予定はありません(昔のレースの結果とか知りたい人とか極わずかでもいるかもしれないし)。 ということで、下の方に過去にここに掲載したレース関連のページへの個別リンクを貼っておきます。あ、以前blogで書いたFHRACE5番の過去の書き込み掘り起こしではなく、以前からここにあった分のみです。(なぜ本体部分更新完全停止ではなく、ほぼ停止なのかと言うと、新しいレースの記事は増えなくても、過去のは種切れまでは増えるかもしれないよ、ということで。) なお、枠順か結果のいずれか一方でもそれなりに作っているもののみを掲載してますので、サーバー上に残っていても明らかに作り掛けで終わっているようなページへはリンク貼っていません。また、飛んだ先のページから、さらに先へのリンクは無保証です(特にNAR公式の出馬表等へのリンクは現在全滅しています)。戻る際もブラウザの「戻る」をお使いください。 それにしても、HP開設が98年02月ですので…えーもう開設7年経つの?が、改めて記事へのリンクを作ってみると実動たったの1年半だし_| ̄|○ 閉鎖はしないとは書きましたが、niftyのHP契約容量を結構増設している状態なので、これの費用を削減するために将来的にどっかの無料スペースに移していくとかはあるかもしれませんけども。 05.04/01 なんか今日はnifty入会12周年記念日らしい Tien
|
九州ダービー栄城賞 大器ユウワン、念願の重賞初制覇 とりあえず画像だけおいときます。JDDへの出走に関しては「(ダービーWeekということで)これだけファンの方に盛り上げて頂いてますから前向きに検討します。馬と相談して」(手島勝利調教師)とのことです。 |
混戦の3歳牝馬路線 ブライダルサンデー重賞初制覇 |
4月23日に佐賀競馬場で行われたル・プランタン賞(四国・九州交流・サラ系3歳牝馬OP・1800m)は、登録段階で高知・荒尾からの申込は無く、佐賀勢11頭による争いとなった。 九州競馬の3歳牝馬重賞は1月の花吹雪賞→4月ル・プランタン賞ではあるが、今年は花吹雪賞の1・2着馬(アブソルートウイン・カネクラモチ)が既に南関東へ転出。荒尾の3歳最強格ブルーアラオもこの競走の荒尾側のステップ競走である荒尾レディース特別を勝ったものの、ル・プランタン賞へは出走せず(地元戦の九州皐月賞への専念か?)、佐賀勢は花吹雪賞3着・飛燕賞4着(牝馬再先着)のタマノハルカが筆頭格ではあるが、出走馬全般に牡馬との比較では見劣りするメンバーとなり、重賞としてはかなり低調とも言えるメンバー構成となった。単勝票数は僅差で1番人気タマノハルカ(247票)、2番人気ヒロノジョー(241票)。以下3番人気ブライダルサンデー(207票)4番人気クリスタルディーバ(122票)でこれ以降の7頭はは50票以下と続き、単勝人気面でも「核となる馬は不在の混戦模様で、重賞出走馬としては見劣りする成績の馬も多数出走してきている」という状況が読取れそうな感じ。 発馬好発でミステリーチューンがまずは先頭に立ったものの、外からクリスタルディーバがハナを奪取。2番手にはそのままミステリーチューンが収まり、その後ろに内ブライダルサンデー外リニューアル、それを追ってタカツイッキとリージェントレデーいうところでこのあたりまでが先行馬群で、人気のタマノハルカはスタートの行き脚が無いため先行馬群の後ろを追走といういつもの位置取り。向正面で逃げ2頭の直後にブライダルサンデーが位置し、この3頭で後続をやや引き離す体制。タマノハルカはまだ6番手だが内からドラマチックレデー、外からコハルカーペンターに抜かれ、更に位置取りを下げ勝負圏外へ。ヒロノジョーはこの辺りで既に大きく離された最下位であるいは何らかのトラブルがあったのかも。 3・4コーナーにかけてクリスタルディーバの逃げ脚が止まるとともにブライダルサンデー先頭に立って直線に入ると完全に抜け出し体制に入り、まだ2番手を維持するミステリーチューンであるがこちらの脚も止まり加減。後方からようやくドラマチックメモリが追い上げてくるが、既に圧勝体制に入っているブライダルサンデーを脅かすには全く至らずでブライダルサンデーが4馬身差で優勝。 勝ったブライダルサンデーからは4着までそれぞれ大きく差の開いての入着となったが、勝ったブライダルサンデーにしても「好位追走から、直線完全に抜け出し4馬身圧勝」という言葉の響き程にはこのメンバーで力が抜けている感はあまり感じられなく、それは2着以外の馬にとっても「直線いい脚で追い込んで…」「2番手逃げから残って…」「出足使って逃げて脚が止まったが…」「中団ままから追込不発で…」という今回の内容がそのまま力量差に反映されるとは言い難い感じで、やはり今後牡馬との戦いでは、重賞2勝のナセに加えてユウワン・スターオブジャパンと強力なメンバーが揃いつつあるだけに劣勢は否めないか、という感じ。 また、当日の最終レース(B2平場)にユウワンが出走。前走もB2に出走し、今年の3歳世代としては最初の古馬格付戦を勝利しているのだが、今回は大外枠からそのまま先頭に立って、向正面で既に後続を引き離し最後は2着に大差の圧勝というレース振りで、なんというか'96年に最終レース(当時のB2平場)になると当時3歳のリンデンニシキが出てきて古馬を千切り捨てるというレースをしてたのを思い出したりもした訳だが、よくよく考えてみるとその頃リンデンニシキに騎乗していたのは現在ユウワンを管理している手島勝利調教師だったなぁ…と。 なお、ユウワンは新聞等に報じられている通り、次走は九州皐月賞の予定で「イレ込む性質なので、遠征を試してみたい。中央ではまだ勝負にならないのでまずは荒尾で」との事で、荒尾遠征で輸送で馬体・気性にどの程度影響出るのかを見極めて、その状態によっては今後中央遠征も、という感じだろうか。 |
ナムラハンニバル 16連勝目は重賞初制覇 |
3月14日に荒尾競馬場で行われた大阿蘇大賞典(荒尾所属馬限定・サラ系OPファン投票・2000m)は、ファン投票1位選出のナムラハンニバル(牡5・古澤厩舎)が単勝1.2倍の圧倒的人気に答えて快勝。連勝を16に伸ばすともに、これが重賞初制覇となった。 先行争いはトウショウゼウスが先頭に立ち、コウセイユキムスメがその後ろに付ける大方の予想通りの展開となり、ナムラハンニバルは先頭から4頭目の先行集団に付け、人気の一角のクラシカルマウントやツルギデンカは中団後方の位置取り。1周目ゴール前通過付近で先行馬群最内にいたタマノユウユウが突然スピードダウンし、1コーナーで競走中止した(左前近位種子骨骨折)が、他馬の進路への影響はなし。 トウショウゼウスの先行は向正面までで、替ってナムラハンニバルが早めの進出でコウセイユキムスメに並び掛けて3コーナーでは早くも先頭を伺う勢い。その後ろからツルギデンカとフジヤマロバリーも差を詰めてくるが、脚色のいいのはツルギデンカの方で、直線に入ってナムラハンニバルを追走するも、再度ナムラハンニバルが伸び返して追撃を半馬身差押さえ込み重賞初制覇のゴールイン。なお3着はさらに9馬身離れてフジヤマロバリーが確保。昨年暮れからA1戦を3連勝して佐賀記念に臨んだ(10着)クラシカルマウントが4着、2番手先行のコウセイユキムスメが5着に入った。 勝ったナムラハンニバルは現在荒尾ではB1格付。大阿蘇大賞典はこれで4年連続のB級馬の勝利となったが、今年は勝馬は下級条件連勝中に3度の佐賀遠征。2着馬はA2連勝中で2度の佐賀遠征経験。3着馬はB1→A2を連勝しての参戦。5着馬もB1格付と、A1格付でマトモに走ったのはA1戦を席巻状態のクラシカルマウントだけで、他のA1組は勝負にもならずに惨敗(もっとも、馬体故障のタマノユウユウは致し方ないが)という結果に終わり、昔からずっと言われ続けている「荒尾の格付編成と競走能力との乖離」が如実に現れる結果となった。 新町騎手「(ツルギデンカに迫られたときは)まだ馬に手応えがあってそこから反応してくれた。今まで使い詰めで来ていたので、今後はゆったりしたローテーションで、その時その時で荒尾と佐賀を使い分けて行く」 |
なんの脈絡もなく古いレースを貼ってみるテスト 第1回荒尾中津交流アラブグランプリ:タイムシャーク |
(↑どうも完全にお亡くなりになった模様) 九天blog
・リンクについて 当サイトはリンクフリー&アンリンクフリーですが、当サイトへリンクをされた場合は、当サイトから貴サイトへのリンクを行ってもかまわないと認められたものとみなします。 当サイト内のどのページのどの部分にリンクを貼られても構いませんが、index.htm以外のページへのリンクの場合は、事前の告知なくファイル構成を変更する場合がありますのでご注意ください。 当サイト管理下の「九天日記」・「九州競馬スレ過去ログ倉庫」・「第3回ネット地方競馬ファン賞」・「第5回ネット地方競馬ファン賞」の各ページへのリンクについては、必要があれば”「九州競馬探題」とは別個のサイト”と扱っても構いません(当該ページへのリンクの際に、サイト名を当該ページの名称にされてもOKです)。 「九州競馬探題」のバナーが必要な場合は下記の物をご使用下さい。 なお、このバナーは不可思議絵の具氏の作成による先代バナーを改編したものです ・注意書き 当HPは個人で作成しているものであり、記載されている内容に誤り・不確定な部分がある場合がありますのでご注意ください。 また記載されている内容によりなんらかの損害が発生した場合の責任は負いかねますのでご了承ください。 枠順・結果並びに配当金については主催者発表のものとご照合ください ・画像の使用について 当HPで使用している写真画像を使用される場合メールでご連絡下さい。なお、有料サイト等での使用については各競馬組合からの写真公開許可の関係上二次使用を許可できませんのでご了承ください。 ・メール送付先 当サイトへの御意見等はKFF01200あっとまーくnifty.ねぬいー.じぇーぴー(お手数ですが「ひらがな部分」を記号や英字に置き換えてください)までお願いします。 |