日刊スポーツ杯第22回サガ・クイーン賞

2月22日21回佐賀5日目9R・サラ系6歳以下牝馬オープン・1800m・晴・稍

コースレコード:1.52.5(ダイジルシスキー 坂井 孝義 S54・06/23)
レースレコード:1.54.6(ダイジルシスキー 古川 哲也 S55・03/23)

賞金(万円)
1着:300 2着:105 3着:60 4着:36 5着:24 着外:8
入着附加賞 調教師・騎手・厩務員(千円)
1着:10 2着:7 3着:4
副賞
日刊スポーツ新聞社社長賞 地方競馬全国協会会長賞
全国公営競馬主催者協議会会長賞 鹿児島県馬事畜産協会会長賞
佐賀県競馬組合管理者賞


枠順
枠番 馬番 馬名 斤量 騎手 調教師 馬主 全・当地成績 前2走成績
性齢 母の父 1着 2着 3着 着外 月日 レース名 着順
ボタンチクゴ 55 権藤 学  川田 孝好 鍋田 貴士 21 01/25 B1B2 2着
牝6 ファストトパーズ オンワードペー ホクトボーイ 17 02/07 筑紫野賞 6着
スーパーパワー 55 安楽 成秀 草野 巧  倉重 博文 24 01/18 B2 7着
牝6 ミナラ サチモビーナス ゼダーン 24 02/01 B2 8着
ヒノデビューティ 55 三井 邦夫 鮫島 勉  西見 宴松 11 13 08/16 筑紫野賞 4着
牝6 インターグランプリ ビユーテイーサ アローエクスプレス 10 01/24 筑紫野賞 10着
ワンセイコー 55 鮫島 克也 九日 俊光 伊藤 正男 16 01/18 B2 1着
牝6 アスワン ワカセイコー ハイセイコー 02/07 B2 1着
キホノトップレディ 55 北村 欣也 山田 勇  陣内 純子 11 01/03 B2 2着
牝5 サンキリコ フラワークラウ サウスアトランテイツク 01/24 B2 1着
スーパーマルゼン 55 山下 貴光 草野 巧  倉重 博文 11 01/24 B2 2着
牝5 トレボロ ホシノジヨオー ホリスキー 11 02/29 B2 1着
ランヤジェニー 55 川野 幸治 古賀 光範 関  伸一 10 17 01/05 筑紫野賞 4着
牝6 ランドヒリユウ キスミートウシヨウ トウシヨウボーイ 10 17 02/07 筑紫野賞 2着
ササロッキー 55 河津 徳幸 徳吉 義己 下津浦盛幸 13 12/28 中島記念 6着
牝5 シービークラウド ロツキーポイント キングオブダービー 10 02/07 筑紫野賞 3着
ケイワンゴールディ 55 大垣 敏夫 武藤 敏明 軸屋 信敏 28 01/24 B2 10着
牝6 アイシーグルーム ケイワンルビー ブライトフイニツシユ 20 02/07 B2 5着
10 ビブラママン 55 山口 勲  西岡 龍三 廣松 一義 10 23 12/21 筑紫野賞 9着
牝6 ハープアイル クラシーグリーン ヴイズレジエン 18 01/25 筑紫野賞 5着

 今年のサガ・クイーン賞はA級馬不在となりB1級5頭、B2級5頭の顔ぶれとなったが現在出走権(6歳以下)のあるA級牝馬というのが思い当たらないため出走可能な最高メンバーと言えるだろう。ただボタンチクゴ、ヒノデビューティ、ランヤジェニー、ササロッキー、ビブラママンの現B1級馬は昨年までの格付基準だとA2級に相当するため例年に比べてメンバーが弱化しているとは言えず、むしろ傑出馬不在ながら昨年の栄城賞・佐賀菊花賞馬、連勝中の上がり馬が揃って出走となかなか好メンバーなのではないだろうか。

 栄城賞馬スーパーマルゼン、佐賀菊花賞馬ササロッキーともに4歳後期は対古馬戦でも無難に着をまとめてはいるが力の差を見せつけて連勝するまではいかず一進一退といった感じのレース振り。本来この2頭が主役を努めるレースとなるはずなのだが、今回注目を集めるのはワンセイコー。中央3戦未勝利から中津へ転出し8連勝。佐賀に転入して5連勝し、九千部賞で4着に敗れ連勝は13で止まったが次走から3連勝して地方17戦16勝の成績でこのレースに臨む。6歳以下牝馬限定戦とはいえ重賞初挑戦となる今回のレース振りいかんではリンデンニシキの後を継ぐ牝馬のスターホース誕生ということも十分期待できるのではないか。



結果
着順 枠番 馬番 馬名 性齢 斤量 騎手 調教師 タイム 着差 単勝 複勝
ササロッキー 牝5 55 河津 徳幸 徳吉 義己 2.02.4 -- 138 76
ランヤジェニー 牝6 55 川野 幸治 古賀 光範 2.02.7 11/2 108 80
スーパーマルゼン 牝5 55 山下 貴光 草野 巧  2.02.9 203 172
キホノトップレディ 牝5 55 山田 勇  北村 欣也 2.02.9 58 23
ワンセイコー 牝6 55 鮫島 克也 九日 俊光 2.03.3 521 173
ヒデノビューティ 牝6 55 三井 邦夫 鮫島 勉  2.03.6 11/2 10 10
ボタンチクゴ 牝6 55 権藤 学  川田 孝好 2.05.3 15 10
ケイワンゴールディ 牝6 55 大垣 敏夫 武藤 敏明 2.05.7 75 10
10 ビブラママン 牝6 55 山口 勲  西岡 龍三 2.06.1 55 129
10 スーパーパワー 牝6 55 安楽 成秀 草野 巧  2.07.9 14 13


単勝 8番:610円 複勝 8番:200円 7番:190円 6番:130円 枠連複 7−7:1610円 枠連単 7→7:1770円

  単勝 複勝 枠連複 枠連単   売得金
投票総数 1134 699 190551 221400 本年 41,378,400円
的中総数 138 328 8785 9266 昨年 ---------円
人気順 3番人気 −−−− 8番人気 9番人気 対昨年比 ----%


 風は強いものの晴天に恵まれた第22回サガ・クイーン賞。今年はA級馬の出走がなかったものの昨年の4歳重賞を分けあったスーパーマルゼン・ササロッキーの2頭と連勝中のワンセイコーらのメンバーが揃った。

 ワンセイコーは重賞勝馬2頭を押さえて1番人気に推されたが、やや出負けの感じで先手を取ったのはスーパーパワー。キホノトップレディ、ランヤジェニーの2頭の後ろでようやくワンセイコーがつけて最初の直線へ。ゴール前通過はスーパーパワーからキホノトップレディ、内にワンセイコー、ランヤジェニーが先行集団。間にビブラママンを置いてヒデノビューティ、スーパーマルゼン、ササロッキー、ケイワンゴールディ、ボタンチクゴが後方集団と馬群は前後2つに別れた格好。

 向正面でササロッキーがやや上昇したが先行集団の大勢は変わらず。3コーナーに入るとスーパーパワーが失速しキホノトップレディが先頭へ、ササロッキーはこの時点で先頭争いに加わり後方からスーパーマルゼンも上昇するがワンセイコーはやや伸びず。

 直線に入ってササロッキーとランヤジェニーの7枠2頭が抜け出して2頭の争いに。後方からスーパーマルゼンも詰めてくるが3番手争いまで。結局ササロッキーがランヤジェニーを押さえて佐賀菊花賞以来の重賞2勝目を挙げた。2着のランヤジェニーは昨年リンデンニシキに競りかけて惨敗したものの1年経ってB級上位の安定勢力としてここへ出走。3着スーパーマルゼンは前走栄城賞以来の勝利を挙げたが今回も追い込んで入着まで。ワンセイコーは終始内で包まれる展開が向かずに敗れたがスンナリの展開ならまた違ってくるだろう。

サガクイーン賞
勝馬:ササロッキー


血統 ササロッキー 父:シービークラウド 父父:ゼダーン 調教師 徳吉 義己(佐賀)
父母:ズイシヨウ 馬主 下津浦盛幸
母:ロツキーポイント 母父:キングオブダービー 生産者 柳谷 正 (新冠町)
母母:ロツキーロード 成績 32戦9勝
主な勝鞍
 佐賀菊花賞(97年佐賀)
 サガ・クイーン賞(98年佐賀)



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