第1回九州サラブレッドグランプリ
56k、牝馬1kg減(騎手減量は適用しない)

10月10日9回中津5日目9R・サラ系オープン・九州地区交流・2180m

コースレコード:2.23.0(トップローモンド 安東 章  H09・04/24)

賞金(万円)
1着:250 2着:75 3着:32.5 4着:25 5着:17.5 着外:
副賞
中津競馬組合管理者賞

枠順
NAR公式HP掲載枠順
馬名 血統 性齢 斤量 騎手 調教師 前走 総成績
モリユウストーム
(荒尾)
父:リーフアーマツドネス
母:ラトルアンドロール
牡8 56 橋本幸次郎 工藤 榮一 九州サラ王冠 1着 11・13・12・36
(0・0・0・0)
ケイワンエクセル
(佐賀)
父:アイシーグルーム
母:ヨネマリア
牡7 56 下條 知之 手島 勝利 天山賞 6着 4・12・15・30
(0・0・0・0)
カシノラシアン
(荒尾)
父:ラシアンボンド
母:レズアーホープ
牡8 56 吉田 隆二 江島 松二 九州サラ王冠 8着 15・5・5・52
(0・0・0・0)
スターアタック
(佐賀)
父:アジュディケーティング
母:ゴールデンリリー
牡7 56 亀井 洋司 飯島美智雄 九州サラ王冠 5着 4・7・2・26
(1・0・0・0)
ヘイセイパワー
(中津)
父:キヤタオラ
母:ソロナゲイ
牡10 56 高山 伸一 小林 弘幸 中津記念 6着 26・14・7・28
(3・1・1・2)
ナスノダーバン
(荒尾)
父:レオダーバン
母:フォーラム
牡6 56 尾林 幸彦 崎谷 彦司 九州サラ王冠 6着 5・5・6・23
(0・0・0・0)
エアジャスティス
(佐賀)
父:サンデーサイレンス
母:メルドスポート
牡8 56 新原 健伸 大島 静夫 九州サラ王冠 4着 4・4・3・36
(0・0・1・0)
エチゴマンゲツ
(中津)
父:ブライアンズタイム
母:フジノテマリ
牡9 56 有馬 澄男 鋤田 嵩  中津記念 2着 10・3・3・15
(6・1・1・1)
タイキアーク
(中津)
父:
母:
せん9 56 石川 浩文 矢野 久美 耶馬溪賞スプリント 1着 7・5・12・34
(1・1・0・0)


結果
着順 枠番 馬番 馬名 性齢 斤量 騎手 調教師 馬主 タイム 着差 単勝 複勝
カシノラシアン 牡8 56 吉田 隆二 江島 松二 柏木 務  2.28.1 -- 60 22
スターアタック 牡7 56 亀井 洋司 飯島美智雄 川添 利夫 2.28.2 1/2 26 18
ナスノダーバン 牡6 56 尾林 幸彦 崎谷 彦司 馬場 良一 2.28.5 11/2 15 29
エチゴマンゲツ 牡9 56 有馬 澄男 鋤田 嵩  藤田 寅雄 2.28.5 145 128
タイキアーク せん9 56 石川 浩文 矢野 久美 中薗 兼良 2.28.9 20 14
エアジャスティス 牡8 56 新原 健伸 大島 静夫 池田 貞次 2.29.0 1/2 76 51
ケイワンエクセル 牡7 56 下條 知之 手島 勝利 野口 幸八 2.29.2 120 41
モリユウストーム 牡8 56 橋本幸次郎 工藤 榮一 栗本 良明 2.29.2 415 417
ヘイセイパワー 牡10 56 高山 伸一 小林 弘幸 加藤 勝秀 2.29.8 20 19


コーナー通過順
1コーナー 4,5,2,9,6,1,,7,8
2コーナー 4,5,(2,9),6,1,,7,8
3コーナー 4,9,5,1,2,,6,7,8
4コーナー 4,6,9,1,2,(,7,8),5


  単勝 複勝 枠連複 枠連単 馬連複
配当金 3番:1110円 3番:830円 4番:990円 6番:650円 3−4:21400円 3→4:53690円 03−04:16210円
投票総数 897 739 64925 84385 89795
的中総数 60 22 18 29 224 116 409
人気順 5番人気 6番人気 7番人気 5番人気 24番人気 42番人気 21番人気


売得金
本年 24,074,100円
昨年 本年度新設
対昨年比  


 スタート争いを制したのは6月の九州サラスプリントを制したスターアタック。これに続いて地元中津のヘイセイパワー。その後ろにケイワンエクセル、タイキアークが続き、中団にはカシノラシアン、エアジャスティスがつけて、人気のモリユウストームとエチゴマンゲツは後方からの競馬。

 1周目向正面で後方2頭はやや置かれ気味になるも、3コーナー辺りでモリユウストームが上昇し外目から中団に取りついて2周目に入る頃は4〜6番手付近まで上昇。逃げるスターアタックら前方の隊列は変化無いが2コーナーから向こう正面入口にかけてモリユウストームは3番手争いまで進出。一方エチゴマンゲツはまだ最後方も向正面中程あたりでエアジャスティスに並びかけこちらも上昇を開始。

 3コーナーで2番手ヘイセイパワーが下がり出し、2番手にはケイワンエクセル、タイキアークが上がるも直後にエチゴマンゲツ、モリユウストームらもいて全馬が3・4馬身の圏内に収まる程の密集状態に。4コーナーでは逃粘るスターアタックを追ってナスノダーバン、タイキアーク、カシノラシアンあたりが2番手争いでエチゴマンゲツも直後を外目から追走。

 直線に入ってもまだスターアタックが先頭をキープするが、2番手争いから抜け出したカシノラシアンが一気に急追。エチゴマンゲツはナスノダーバンとの3番手争いまで。モリユウストームは大外に回ったが既に脚はなし。結局カシノラシアンがゴール直前でスターアタックを交わして鞍上の吉田隆二騎手が派手にガッツポーズを決めてゴールイン。3・4コーナーでの出来事(4コーナーでモリユウストームの進路狭窄)で審議となりかなり長めの審議となったが到達順位どおり確定。モリユウストームに1本被りの人気になっていたため連勝式はいずれも万馬券の大波乱となった。現在のところいわゆる「九州3場交流競走」(佐賀記念・霧島賞等九州以外の地区を交流対象としているものを含む)は佐賀3勝、荒尾2勝、中津1勝、JRA1勝。

 カシノラシアン…6月にはRKKカップでモリユウストームと佐賀記念の出走権を争った(2着)実績があり、前走九州サラ王冠大敗で人気の盲点となっていたが実力的には十分通用。スターアタック…距離不安も前走の九州サラ王冠5着である程度目処か。小回りコース替わりとハナ切れた展開利あり2着粘りこみ。ナスノダーバン…勝馬と同じような位置取りも直線は伸びきれず。やや恵まれた印象。エチゴマンゲツ…夏負けの影響で中津記念以来の出走。ようやく伸びて来た頃には大勢は決着。タイキアーク…荒尾から転入2戦好成績も短距離戦。荒尾時代の実績からもこのあたりが妥当か。エアジャスティス…後方からで今回は見せ場なし。ケイワンエクセル…勝負どころで内に詰まってそれまで。下條騎手も今年は不調。モリユウストーム…早めに中団まで上昇したが4角での不利もありそこまで。小回りの中津も向かないかも。ヘイセイパワー…3角で早々と脱落。


 中津の主催競走としては初の3場発売となったこのレース。売得金は2400万円と中津のレースとしては破格の売り上げを計上。経費もかかるのだろうがこれだけの売り上げが上がるのならば中津としては大成功と言えるだろう。今回枠連複に比べて馬連複の配当がかなり安いのだが、中津は馬連複導入直後(9月26日より)のうえ少頭数のため事実上メインレースのみの馬連複発売でファンにあまり浸透しておらず、配当も場内掲示板や着順掲示板には記載されていないなど主催者側も対応が遅れており(ちなみに確定票数が場内モニターにも場内掲示板にも掲示されないのは個人的には早急に改善してもらいたい)、馬連複の各場売り上げ比率は佐賀・荒尾がほとんどであることが推測され、荒尾−佐賀の組合せで両場では比較的売れていた、ということだろうか。


カシノラシアン
 92年03月24日生:鹿毛
父:ラシアンボンド 父父:Danzig 調教師 江島 松二(荒尾)
父母:Somfas 馬主 柏木 務 
母:レズアーホープ 母父:レイズアボーイ 生産者 芳住 革二(北海道新冠町)
母母:シヤダイホープ 成績 78戦16勝
主な勝鞍
 九州サラブレッドグランプリ(99年中津・九州地区交流)


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