2006-03-14

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ナムラハンニバル 16連勝目は重賞初制覇


 3月14日に荒尾競馬場で行われた大阿蘇大賞典(荒尾所属馬限定・サラ系OPファン投票・2000m)は、ファン投票1位選出のナムラハンニバル(牡5・古澤厩舎)が単勝1.2倍の圧倒的人気に答えて快勝。連勝を16に伸ばすともに、これが重賞初制覇となった。

 先行争いはトウショウゼウスが先頭に立ち、コウセイユキムスメがその後ろに付ける大方の予想通りの展開となり、ナムラハンニバルは先頭から4頭目の先行集団に付け、人気の一角のクラシカルマウントやツルギデンカは中団後方の位置取り。1周目ゴール前通過付近で先行馬群最内にいたタマノユウユウが突然スピードダウンし、1コーナーで競走中止した(左前近位種子骨骨折)が、他馬の進路への影響はなし。

 トウショウゼウスの先行は向正面までで、替ってナムラハンニバルが早めの進出でコウセイユキムスメに並び掛けて3コーナーでは早くも先頭を伺う勢い。その後ろからツルギデンカとフジヤマロバリーも差を詰めてくるが、脚色のいいのはツルギデンカの方で、直線に入ってナムラハンニバルを追走するも、再度ナムラハンニバルが伸び返して追撃を半馬身差押さえ込み重賞初制覇のゴールイン。なお3着はさらに9馬身離れてフジヤマロバリーが確保。昨年暮れからA1戦を3連勝して佐賀記念に臨んだ(10着)クラシカルマウントが4着、2番手先行のコウセイユキムスメが5着に入った。

 勝ったナムラハンニバルは現在荒尾ではB1格付。大阿蘇大賞典はこれで4年連続のB級馬の勝利となったが、今年は勝馬は下級条件連勝中に3度の佐賀遠征。2着馬はA2連勝中で2度の佐賀遠征経験。3着馬はB1→A2を連勝しての参戦。5着馬もB1格付と、A1格付でマトモに走ったのはA1戦を席巻状態のクラシカルマウントだけで、他のA1組は勝負にもならずに惨敗(もっとも、馬体故障のタマノユウユウは致し方ないが)という結果に終わり、昔からずっと言われ続けている「荒尾の格付編成と競走能力との乖離」が如実に現れる結果となった。

 新町騎手「(ツルギデンカに迫られたときは)まだ馬に手応えがあってそこから反応してくれた。今まで使い詰めで来ていたので、今後はゆったりしたローテーションで、その時その時で荒尾と佐賀を使い分けて行く」



更新時刻:2006-03-14 - 23:59:00 - カテゴリ:02a:九州競馬 - 作成者:Tien ()

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